アタの中でも大人気の定番がランチョンマット。ナチュラルカラーがおなじみですが、こちらはシックな黒のランチョンマットです。黒アタは、アタを編みこんだ後、染料を入れた大きなお鍋に入れてぐつぐつ煮込み、良く乾燥させて仕上げます。そのため、独特の光沢と固さが備わります。この光沢のある黒いお色が、和食器にもぴったりマッチ!陶食器など味のあるお皿を引き立ててくれる渋いマットなのです。また、ナチュラルカラーのアタと比べると固さがあるので、このランチョンマットの上にお皿を置いて、トレーのように運ぶこともできるんですよ。丼と小鉢くらいの簡単なお食事なら、キッチンでマットの上にセットして、そのままテーブルに・・・なんてことができて楽チンなんです。(※トレー仕様ではありませんので、持ち運びの際は充分ご注意下さい)ランチョンマットの他にも、プレースマットとして使っても素敵。こけ玉やミニ盆栽を置いたら、高級感のある和テイストになりますよ。 * アタ製品ができるまで * アジア各地で生産されているかご製品。その中でもひときわ編み目が細かく、ハイセンスで耐久性に優れているのが アタ製品です。どんな風にそんな高品質のアタ製品ができあがるのか、その製作工程をご紹介します。 1.編む アタとはインドネシアに自生するシダ科の植物。 そのアタの茎を乾燥させ、4〜8等分に裂いてひも状にします。 これをさまざまな形に編みこんでかご製品にしてゆきます。 このひと目ひと目が手編みなんですよ ! 当然とても時間のかかる作業。 例えばティッシュケースを編む作業だけで3日程かかります。 2.乾燥させる 編みこみ後、天気の良い日に5日間ほど屋外で日干しをおこないます。 にわとりの歩く村の路地にアタを広げて、 バリ島の強い日差しで乾燥させます。 バリ島では雨季がありますので、 その時期の乾燥作業はさらに日数がかかってしまいます。 3.燻す 約3日間、火を絶やすことなく燻し続けます。 燻し加減にムラができないよう、この間は3時間おきに火加減を 調整しなければなりません。職人さんの作業は真夜中まで続きます。 ココナツの実を裂いたものと木片を燃やす煙で燻しますが このときにあの独特のスモークの香りと ツヤのあるあめ色が出来上がるのです。 また、この工程により防虫・防カビ効果がそなわります。 4.仕上げ 煙のすすをやわらかいブラシと布でやさしくふき取ります。 ささくれが出ているところはカットして奇麗に整えます。 5.完成! ここまで約2週間、職人さんの丁寧な作業工程を経て 「100年の耐久性を持つ」と言われる極上のアタ製品が完成します。 この工程をご覧になればアタ製品の価値が ご理解いただけるのではないでしょうか。 どうぞ当店がご提供するトゥガナン産のアタ製品を 100年の間ご愛用くださいね ♪ |